放射線科
診療放射線技師の取り組み
診療放射線技師9名でCT、MRI、胃透視・注腸透視、血管撮影などの検査を幅広い領域で行なっています。
診療放射線技師としての課題を認識しながら患者さん中心の質の良い撮影を心がけています。
- 被曝低減
当院ではCR(一般撮影装置)を導入しており被曝線量の低減に努めております。 CTでは被曝低減ソフトを積極的に使用して撮影条件の見直しも行なっております。 - 機器安全管理
医療機器製造社による定期メンテナンスを行ない、日々の整備を診療放射線技師が行なっております。 - 検査の効率化
当院では電子カルテ、フィルムレス(PACSシステム)を導入しており、効率化を図り待ち時間の少ない検査を目指しています。
主な設置装置一覧
一般撮影装置 | UD150L-40 (島津) |
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透視撮影装置 | SONIALVISION G4 (島津) |
CT装置 | Revolution EVO 64列 (GE) |
MRI装置 | SIGNA HDxt (GE) |
骨塩定量測定装置 | DCS-600EXV (日立アロカ) |
一般撮影装置紹介
一般撮影はCRシステム(デジタル画像処理)で行なっております。 これにより撮影目的に合わせた画像処理を行ない、診断価値の高い画像情報を提供することが可能です。

透視撮影装置紹介
X線透視と造影剤を使用して目的部位の形態や動態を撮影します。 場合によっては治療を行なうこともあります。

CT装置紹介
X線を人体に360度方向から照射し、得られたデータをコンピューターにて計算し、人体の切断面を画像として出力します。 また心臓以外の血管や骨を3次元的に画像にすることも可能です。

MRI装置紹介
2012年10月に新しく装置を更新いたしました。今回の更新により特に体幹部(肝、膵、腎、子宮卵巣、膀胱、前立腺など)において高い空間分解能と高いS/Nの画像が得られるようになりました。頭部領域、脊椎・四肢関節領域においても画質が向上しております。
MRI装置とはX線や超音波を使用せずに磁石とラジオ波を用いて人体を任意の断面で画像表示ができる装置です。検査中には大きな音がします。強力な磁石を使用している為、心臓ペースメーカーをされている人は検査ができません。またペースメーカー以外でも体内に金属がある方は検査できない場合もありますので、医師、検査担当技師にご確認下さい。


骨塩定量装置紹介
当院の骨塩定量装置はX線を使用し、骨と軟部組織のデータ解析により測定する装置で、骨粗鬆症などの検査に用いられます。 2013年6月に導入した骨塩定量装置(日立アロカ社製DCV-600EXV)は以前のものと比べ、前腕を15秒という短い時間でスキャンできるため検査中のストレスを軽減しています。